第22節 GAME2
4月6日(日) 13:05 エア・ウォーターアリーナ松本[松本市]
VC長野トライデンツ

ジェイテクトSTINGS愛知
STARTING MEMBERS
HIGHLIGHTS
GAME REPORT

中島 健斗選手コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
今日は相手チームのメンバーがガラっと変わった中で、勝ち切れなかったのが悔しいです。1セット目の自分たちの状態でいけば勝てたと思いますが、詰めが甘くて、油断や隙からミスが生まれてしまっていました。それで2セット目を取られて、ずるずるといってしまったのが一番よくなかったと思います。
――油断や隙というのはどのようなところに出ましたか?
セッターとしては、連続失点してしまったときに焦ってしまいました。佐藤選手が連続でシャットされて、「次、どうしよう」となったときに「ウルリック、お願い」となってしまいました。そこも通らなくて、次の選択肢がなくなるようなトス配分をしてしまいました。
もうひとつ早くウルリックに持っていくのか、最初から持っていくのか、クイックを使うのか。焦らずに1点でも連続失点を抑えるような選択をしていかないとダメだと思いました。
――来週の最終節に向けて意気込みをお願いします。
相手も強いですが、自分たちが楽しんでやることで、ファンのみなさんも喜んでくれると思います。
もちろん勝ちたいですが、まずはしっかり楽しんで。セッターとしてはスパイカーが気持ちよく打てるようなトスを上げられるように意識して2戦挑みたいと思います。

備 一真選手コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
1セット目がいい展開から自分たちのバレーをして取り切った、スタートの部分はよかったと思います。
2~3セット目はチームとしてほしいところで1点が取れずに、ずるずるいく展開が続いてしまいました。
今シーズンずっとサイドアウトは課題としてやってきていて、僕自身パスが乱れているところもありました。今日は自分たちのうまくいかない時間帯が長くて、結果負けてしまったと思います。
――ディフェンスで手応えを感じた部分もありましたか?
試合が終わってスタッツだけを見れば相手を上回っていた部分が今日の試合に関しては多かったと思います。
そういった中で、「ここを取らなければいけない」という要所のポイントでのミスがここ最近、少し目立つと思います。
――来週の最終節に向けて意気込みをお願いします。
最終戦なので勝って終わりたい気持ちもあります。僕たちは今シーズン、効果的なサーブを打ってからブロックディフェンスを展開することにフォーカスしてやってきました。その集大成を見せられるようにしっかり準備できればいいと思います。
川村 慎二監督コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
いい形でスタートが切れたのですが、1セット目も後半に連続失点したり、2セット目もいい入りだったのにすぐ追いつかれたり、こちらが連続得点を取ったと思えば連続失点で最終的には(セットを)取られたりと、すごく嫌な流れのまま3セット目に入ってしまいました。4セット目に関してもこちらがリードしている中で追いつかれて、最後は相手のミスに救われましたが、そういう展開になれば苦しい戦いになると思いました。
――ブロックの決定本数は相手に分があったようですが、サーブレシーブやブロックディフェンスにおいては機能していたという印象を受けました。そのあたりの手応えを教えてください。
ブロックディフェンスは、前半は機能していたと思います。やはり後半、追い上げられている時などにどうしても気持ちが先に行ってしまってバラバラになっているところもありました。
スタッツを見ても、レセプションは(相手チームと)それほど変わりなかったのですが、Aパスの状態で被ブロックというのが今回は多かった。その差がすごく出たと思います。
――試合の入りはかなり良かったとのことですが、終盤にかけて流れが失速してしまったのは、選手たちの気持ちの問題だったりするのでしょうか。
難しいところですね。(VC長野は)若い選手が多いので、まわりを落ち着かせながらしっかりと自分のプレーができる、嫌な流れを断ち切れるベテラン選手が育っていないのが正直なところです。ゲームメイクをしながらリーダーシップを発揮できるような人材を、何年かかけて作っていかなければと感じています。
ただこのメンバーでやるしかありませんし、次節は天皇杯も優勝しているチームですから、「当たって砕けろ」で僕はいいと思います。それで何か収穫を得られるのであればいいですし、思い切ったプレーをしてどこまで通用するのかを再確認する機会にできればいいかと思います。
――来週の最終節に向けてどのような準備をしていきますか?
やはりサーブというのはずっと続けてきているので、どれだけサーブで攻められるかが鍵になると思います。サーブ、そしてサイドアウトをどれだけ高められるか、そういう準備をしていきたいと思います。
このメンバーで試合ができるのはラストなので、しっかりと全員の力で戦い抜きたいと思います。