第15節 GAME2
2月9日(日) 14:05 パナソニックアリーナ

大阪ブルテオン
VC長野トライデンツ
STARTING MEMBERS
HIGHLIGHTS
GAME REPORT

工藤 有史選手コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
2日間を通して本当にいい場面もありましたが、特に相手のビッグサーブに対するサイドアウトがなかなか取れなかったのが今日なので、そういうところは課題だというのは改めて分かりました。首位相手でも通用する部分はあったので、そこをしっかりと整理して次の試合からまた頑張っていきます。
――戦えている部分と差がある部分は率直にどう捉えていますか?
Aパスのサイドアウトというところで数字でもあまり取っていなかったので、パスさえ返れば自分たちもサイドアウトしっかり取れていたという印象です。そこは前まであまり数字は高くなかったのでそこはすごくよくなっていると思います。
逆にそれこそB、Cパスからのサイドアウトが取れていません。今はハイセットや、リバウンドを取ってからの折り返し攻撃をやっていますが、今日はそういうポイントがなかなか出せなかったのは課題だと思います。
――ラリーに持ち込んではいましたが、自分たちがやりたい部分で大阪Bさんに上回られたのでしょうか?
上回られているラリーもあったと思います。僕たちは個で戦っても多分叶わない相手だったので、6人全員が連係して取れた点数もあったと思うので、そこはよかったと思います。
――今シーズンは以前よりかなり勝っていると思います。今シーズンをどのように終えたいでしょうか?
今年の一番の成長は大型連敗をあまりしていません。一つどこかで勝てると精神的にも楽になるというのがあります。それを続けられる力をつけていかないと多分プレーオフも無理だと思います。最終的にはプレーオフにいって上位相手に戦うのが目標ですが、まずはこれから連戦が続くのでケガをしないように頑張りたいです。

備 一真選手コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
(相手は)今首位のチームです。20点までの勝負は僕たちも戦えているという実感はありますが、20点以降の残り5点ゲームの展開。点数では5点ですが、そこにすごく大阪Bさんとの差を感じた2日間でした。
――20点以降の差というのは何か言葉にできることはありますか?
終盤のブロックディフェンス、システム的な動きが組織的に非常にレベルが高いと感じます。ディフェンスも(ボールが)上がってからしっかり打たせるところまで、誰がボールを触ってもネット際までトスを出せてしっかり攻撃をしてきます。
僕たちはディフェンスで上がっても、セカンドタッチする選手が打たせる状態まで持っていけない状態が何本かあります。そこの精度はもう少し緊張感を持って練習からやっていかないと思います。
――そこは選手の判断力とかが影響するのでしょうか?
判断力もそうですが、シチュエーションの中で2段トスを寄せる練習もやっていく必要性も感じました。悪いトスをただネットに寄せる練習だと「悪いボールが来る」というのが分かっているので、ゲーム形式の中で一人一人が意識してやっていかないといけないと思います。
――今シーズンは以前よりかなり勝っていると思います。今シーズンをどのように終えたいでしょうか?
僕もVC長野3シーズン目になりますが、本当に「戦えるな」という手応えを感じています。移籍組も入って、自分たちのやりたいバレーが明確になってきていると思います。
若手の選手も多くフレッシュさはあるので、勢いに乗った時の爆発力はあると思います。逆に集中力が切れたりした時にズルズルとチームが崩れていくのをまとめるのは僕も含めてできる選手が少ないので、シーズンを終えて「そこもできるようになった」と自分たちで自信を持って終えられたらと思っています。
川村 慎二監督コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
強いサーブに苦しめられたのというのが一つです。
やはりこちらがしっかりとレセプションを返せなかったらコンビは出せなくて、またそこでリズムをつかめない状態になってしまいます。
3セット目はこちらのサーブである程度崩せた部分もありましたが、やはり課題としている20点以降の戦い方、点数の取り方というところは向こうが一つ上だったかなと思います。
――途中盛り返したシーンもありました。シーズン当初から成長は感じられますか?
ズルズルといかなくなったのは、チームとしてはすごく成長したと思います。気持ちの切り替えであったり集中の仕方であったりというところだと思います。一人一人の役割もしっかりと再現できていると思います。
――第3セット、MBを安原選手に交代しました。トレント選手も悪くはなかったように感じましたが、どのような理由でしょうか?
(トレント選手も)悪くはなかったですが、数字だけを見るとそこまでサーブなどであまり機能していなかった部分があったので、機動力のある安原に代えました。
――2試合を終えて、負けはしまたが手応えを得られた部分もありますか?
もちろんどのチームに対しても勝てる要素は持っていると思います。その手応えはあります。ただやはり経験値であったり、そういうところはまだまだだと思っています。
――シーズン通して難しいとは思いますが、今後はどのように戦っていきますか?
毎試合毎試合全力を出し切りながら、そこでブラッシュアップして練習に取り組んでまた次の試合――というサイクルになると思います。
44試合の中でどれだけ成長できるかはそういうところがポイントではないかと思います。一つ挙げられるのは、WD名古屋戦(GAME1)のフルセット。あそこを5セット目、あの場面でよく我慢したなと。あそこは本当にチームが成長した要因だと思います。
――現在の8位からレベルアップしていくには、順位の近いチームに勝っていくことが必要になると考えていますか?
どこのチームも強いので、「ここに絶対勝たないといけない」というチームはないと思っています。こちらは全員全力で戦うだけです。