第7節 GAME1
12月6日(土) 14:05 ANCアリーナ[安曇野市]
VC長野トライデンツ

ヴォレアス北海道
STARTING MEMBERS
HIGHLIGHTS
GAME REPORT

藤原 奨太選手コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
1セット目から相手のハードサーブやショートサーブに揺さぶられてなかなかパスがエクセレントに返らない中で、こちらの攻撃が単調になってしまいました。Aパスが返っていない分だけクイックも少なかったですし、オスカーに頼るとか単調なライトとなったときにヴォレアスさんのブロックがすごく今日は良かったのでそこを見切られて、自分たちのやりたいバレーができないまま、1〜2セット目が終わってしまいました。
逆に3セット目からは自分たちもヴォレアスさんと同じようにサーブを攻めて相手の攻撃枚数を減らそうということで入りました。サーブが走ったおかげで1セットは取れたんですけど、本当に1〜2セット目はサーブも入らなかったですし崩すこともできなかったので自分たちのやりたいバレーっていうのはできないまま試合が終わってしまいました。
――キャプテンとして伺いますが、1〜2セット目にサーブで攻められなかった要因はどう感じていますか?
ミスとかではなく入ってはいるんですけど、やはりターゲットにしていた外国籍選手を「狙う」だけでした。イージーなサーブになったりフローター陣のサーブがオーバーで返されたりすることも多かったです。狙うことにフォーカスしすぎてイージーになっていたので、もっと集中してプレッシャーをかけて、相手が嫌がるサーブを1セット目から入れられたらいいと思います。
――リベロとして出場しましたが、その部分についての自己評価はいかがですか?
最初はディグリベロでした。今日は最初の1本しか上がってなかったんですけど、やっぱりディグの方で求められている以上はブロックとディフェンスを自分自身がもっと指示して、自分の方を開けてディグを上げなければいけません。やってはいたんですけど、身体に当たってばかりで上に上がるのはなかなか少なかったです。そこはもう少し修正して明日に向けて頑張りたいと思います。
あとは1セット目終盤以降からレセプションからでも入ったんですけど、やっぱりショートサーブやネットインのイージーサーブに対してここ最近の試合でエクセレントに返せていません。それで的を絞られてブロックがしっかり揃って攻撃が通らないことがここ最近は多く、今日もそうだったので、そこを修正したいです。

安原 大選手コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
相手にすごく攻められて、こちらは受け身、受け身になってしまいました。幅広くコンビを使うとかサーブにバリエーションを出すとか、ブロックを仕掛けるとかをやる前に、攻められて後手後手の試合になっていました。
そういった意味で3セット目は僕も入っていろいろブロックのことだったり、スパイクのコンビだったり。セッターも替わってチームの流れも少し変わったのかなと思ったんですけれど、(相手が)それにまた対応してきました。それに対してこちらは同じ攻撃ばかりで、少し単調になってしまったのが今日の敗因だと思います。
――ヴォレアスのブロックに対してどう攻めるイメージでいましたか?
やっぱり今日感じたのは(ヴォレアスが)すごく攻撃的なチームではあるということでした。どうやって的を絞ってブロックに跳ぼうかとか、相手の真ん中のブロックも高いので1対1もしくは1. 5枚ぐらいで勝負する中でどうやって抜いていこうかとか。そういうことを考えながらプレーしていました。
――第3セットから出場しました。どんな部分を意識してプレーしていましたか?
僕自身ブロックよりはスパイク、攻撃の面で持ち味を出して頑張ろうとは思っているので、ブロックに関して言えば戦術や対策ミーティングであったことを頭に入れて、最低限以上できればいいかなぐらいで、攻撃の面で少し勢いをチームに持ってこられたらとは思ってプレーしていました。決まった部分はあったんですけれど、もう少し流れを作れるようにいろんな幅のある攻撃を、明日以降も出場機会があれば、もっとやろうと思います。







川村 慎二監督コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
4セット通してやはり、相手のサーブがうちよりもまさっていました。サーブ、ブロックディフェンスからの攻撃…本当にヴォレアスさんは素晴らしかったと思います。3セット目と4セット目はこちらもサーブで勢いをつけたんですけれども、それがずっと継続してできなかったところが一番の敗因じゃないかと思っています。
――相手のサーブに対するレセプションに苦労した印象があります。その中できょうはリベロに藤原選手を起用しました。期待した部分と評価はいかがでしょうか?
ヴォレアスさんはジャンプサーブが多いチーム。藤原選手はディフェンスのところをすごく評価していますので、そこでいかに頑張れるかを期待して投入したというのが一つです。 たまにポカはありましたけれども、ゲームを通じてしっかり頑張ってもらったのではないかと思っています。
――相手のブロックも事前に警戒していた部分ではあると思います。そこに対する難しさは感じましたでしょうか?
もちろん高さがあるのはわかっていたことですけれども、こちらはやはりブレイクチャンスで点数が取れないところ。「これからだぞ」「行こう」といったときに、点数が取れない、リズムが取れない…というシーンが本当にいっぱいありました。「そこを取れていれば」というのは1セット目の初めもそうですし、そういうところが弱い部分ではないかと思います。
――チャンスボールで決め切れない現象はこの試合だけではありません。どのようにアプローチしていますか?
練習中からフリーボールの精度を上げようという話はしているんですけれども、言いすぎてプレッシャーになってもいけないとは思っています。けれどもやはり今のうちに足らないところなので、もっともっと一人一人が見つめ直して改善していかなければ、せっかくのチャンスボールが決まらないと思います。
4セット目も「これを取っておけば」というプレーでアウトになったり。相手にブロックされるなどではなくて直接的なミス。そういうところを日々の練習からしっかり直していかないといけないと思います。
――第3セットから安原選手をミドルに起用しました。コンディションの良さは前提でしょうが、どのような部分に期待しましたか?
いい形でブロックのワンタッチも取れていたので、よく頑張ったかなと思いますが、欲を言えばもっともっと横の動きであったり、もう少しワンタッチを取れるところもあるのではないかと思います。
久しぶりに出て緊張もあったかとは思うんですけれど、いずれにしろ、やはり常に準備してもらってリザーブにいないと。「さあ行くぞ」と言ったときに、「できませんでした」ではダメだと思います。誰が出てもしっかり戦えるチームを作ろうと思っている中で、しっかりみんなが役割を全うするために準備してほしいと思います。
――明日に向けての改善点はいかがでしょうか?
どれだけ改善できるかはわからないですけれども、サーブというところは本当にもっともっと集中して打ち込んでいかないといけないとは思います。相手のAパスが返った時のサイドアウトが2セットを終わった時点で80%以上。そういうところをいかに低くしていくかが鍵になると思います。