試合情報

MATCH

第7節 GAME2

12月7日(日) 13:05 ANCアリーナ[安曇野市]

VC長野トライデンツ

試合終了lose
2
25 - 23
25 - 20
23 - 25
27 - 29
14 - 16
3

ヴォレアス北海道

GAME REPORT

川村 慎二監督コメント

――本日の試合の総括をお願いします。

第1セットから良い集中力を持って戦えたと思っています。
昨日の反省点から、こちらのサーブをいかに効率良く打てるか。また相手のサーブに対してのサイドアウトが第1〜2セットはすごくうまく回ったと思います。
第3セット前半に少し集中力を欠いたプレーも見られましたし、そういうところはすごく詰めの甘いチームだとつくづく思いました。最後の1点を取り切れない、そういう甘さがところどころに出た試合だったと思います。

――ブロックディフェンスがよく機能していましたが、その要因としてはどう捉えていますか?

サーブで崩せばある程度アタックのコースは絞れます。
あと今日はリベロとして難波が入っていましたが、しっかり頑張ってくれたと思っています。

――第4セット終盤もそうですが、相手の強いサーブに対して返せるかがカギになってしまったかと思います。全体のレセプションに対しての評価はいかがですか?

やられ方が同じなので、「なぜそこでコミュニケーションを取らないのか」というのはすごく不思議に感じています。
サイドライン上であったり人と人との間であったり。例えば正面に来てそれを弾いたエースというのがほとんどない中で、人と人の間のミス、エースがすごく最近多いです。「なぜコミュニケーションを取らないのか」というのは本当に思います。

――今シーズンはフルセットで勝ち切れない展開が続いていますが、勝ち切る為の差というのはどう感じていますか?

サーブの差です。第3セット以降のサーブの効果率を見れば、相手の方が上回っていると思います。

中島 健斗選手コメント

――本日の試合の総括をお願いします。

昨日は自分たちの良さがあまり出せずに負けてしまって、今日は初めからプレーもそうですが雰囲気的なところも上げていきながら、「自分たちらしいバレーを展開していこう」と入りました。
第1〜2セットはそれが形になってリズム良くいけましたが、課題であった第3セットは取り切れなくて、そのまま第4〜5セットまで取られるのはもう3回目です。
プレー面もそうですが、精神面でも最後取り切れないのは課題の一つですし、まだまだだと感じる試合でした。

――今日はMBをうまく使っていた印象を受けましたが、真ん中に対する意識はいかがでしたか?

昨日は僕が出たのは第1〜2セットで、第3セット以降は外から見る形になりました。
やはり自分の強みは何なのかと考えた時に、クイックとパイプの真ん中の攻撃をしっかり通していけるところは赤星選手との違いの一つでもあると思っています。そこの良さが昨日は出せていなくて、スタッツを見てもMBの打数は足りてなかったと思いました。
両サイドになってくると最初は決まっていたとしても後半になってくるとしんどいので、最初から「今日はクイックとパイプは意識していこう」というのは思っていました。

――ここ数試合は綺麗に返っていないパスの時こそMBを使うような印象も受けていますがいかがですか?

相手のサーブもハイレベルなリーグになってきているので、サーブでAパスを返すのは難しくなってきています。(サーブレシーブ成功率の)数字的にもVC長野は高い方ではないと思うので、返ってこない時にこそ使っていくことで(相手は)両サイドがより見づらくなるのかな…というのもあります。
Aパスからの両サイドというのはスパイカーも良い状態で打てます。そういう時ではなくて(パスが)割れた時からのクイックを使うことで両サイドも楽になってくると思うので、割れたところから使うのは意識していました。

――第3セットの課題というのはどう受け止めていますか?

2セットを先取してからの第3セットが取り切れていないのは、コートでやっている感じもハーフタイムを挟んで第1〜2セットの勢いがなくなっている感じが正直あります。
第3セットの入り方だったり雰囲気の作り方だったりはコートに入っている選手だけではなくて、ベンチもスタッフ陣も、全体に少し緩みのようなものがある気がします。
そこを引き締められるようなチームになっていかないとダメだと思います。

安部 翔大選手コメント

――本日の試合の総括をお願いします。

昨日は外で見ている感じだと完全に相手のやりたいようにやられた印象でした。
相手に好きなようにやらせないように、先にサーブで攻めて、サーブ&ブロックでスタートの第1〜2セットは良い形で入ることができたと思います。
そこから課題の第3セットが取り切れずにズルズルといってしまいました。第5セットは入りも良かったですが、どうしても最後の1点を取り切る力というのはずっと課題です。
その1点を取り切る力というのはどうしてもメンタル面だと思うので、出ていない選手もスタッフも含めて全員がどれだけその1点に貪欲に取り組んでいけたかと見直すと、足りない部分はあったのかな…と自分でも振り返って思います。
試合に取り組む姿勢をもう一度見直して、頑張っていきたいと思います。

――相手のMBに対するブロック、ワンタッチも含めて貢献が大きかったと思いますが自身としての評価はいかがですか?

自分がマッチアップするMBがティモ(タンメマー)選手で、Aパスからだったらほぼほぼ昨日は決められていました。タッチとか少しでもプレッシャーをかけて、フェイントで逃げてきたりもしていたので、自分ができる仕事はできていたと思います。

――サーブで崩せていた時のブロックも取れていましたが、特に機能した要因はどう考えていますか?

割り切りというか、跳ぶスタート位置を工夫したりもしていました。
相手セッターの山岸選手はこっちのブロッカーの位置を最初に見てからセットアップするので、わざとCに寄ってからレフトに走ったりする工夫はしていました。

――第3セットの課題を乗り越えていくためにチームとして必要なものや意識していきたいものはありますか?

形あるものではなくて、練習で身につくようなことではないと思います。全員の意識を変えるしかないと思います。
第3セットは「絶対に取るぞ」と気合を入れているけど、なぜか行かないみたいな感じです。何を変えればいいかもわからない状況ですが、やるしかありません。
練習で意識できることと言えば1点の重みをもっと理解して、練習ゲームでも1点1点をしっかり集中して「その1点が最後の1点」という認識で練習に取り組めばもしかしたら繋がるのかなと思います。

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