試合情報

MATCH

第14節 GAME1

2月1日(土) 14:05 スワンドーム[岡谷市]

VC長野トライデンツ

試合終了lose
1
20 - 25
21 - 25
25 - 23
20 - 25
3

東京グレートベアーズ

GAME REPORT

川村 慎二監督コメント

――本日の試合の総括をお願いします。

スタートから相手の堅い守りに苦しめられ、速い攻撃にうまく対応できなかったのがすごく大きかったと思います。

中盤までは競っているのですが、後半20点以降でのミス。ミスが出るのと出ないのではかなり大きな差があると思いますし、東京GBさんは20点以降もミスなくいいサーブを打ってきました。その差だと思います。

――5回目の対戦でしたが、試合の中で意識した修正点はどんな部分でしょうか?

サーブのターゲットは常に話していました。いいサーブは入っているのですが、リベロに取られたり、サーブターゲットの選手が楽に取れるような場所に打ったり。そうした部分が見られたので、「もう少し効果的なサーブをしっかり打とう」ということはずっと言っていました。

やはりサーブです。今日もいいサーブが出ていたので、サイドアウトをどれだけしっかり取れるか。あとは欲を言うと今日もラリーがある中で取り切れなかったので、ラリーをどう制していくかがカギになると思います。

――サーブも1セット目は全体的に走っていなかった印象です。

サーブは個人ですので、その時のトスの上げ方などいろんな要因がありますが、ただ単に打ってのミス…というのが1セット目は多かったと思います。入らないときはあるので、そういうときにどういった工夫をするかも今後は必要になってくると思います。

――樋口選手もトレント選手も早坂選手もサーブの工夫がありましたし、工藤選手とウルリック選手は第2セット以降はストロングなサーブも入っていました。それでも返されてしまっていて、相手のレセプションが上回った…という側面が強いようにも感じます。

ごもっともです。いいサーブ打っているのに、最後決められる。一番嫌な決められ方をするのでこちらも我慢しきれなかった部分があるので、そういうところは見習わないといけないと思います。

――今までもセット終盤に取り切れないケースはありました。「ここぞ」という局面で粘り切れなかったのは同じですが、今日そうなった要因はどんな部分でしょうか?

1セット目と2セット目は工夫がなかったと思います。1セット目が終わったときにGBはブロックが4本で、うちは0本でした。

その4本ともコンビの中でしっかり決められたブロックではなくて、悪い状態で返そうと思って打ったものをブロックされています。もう少し工夫すればリバウンドを取ることもできますし、ブロックアウトもできると思います。簡単に決めさせてしまっているのが前半は見受けられました。

3セット目ぐらいからリバウンドも取るようになりましたし、今はリバウンドを取りながらしつこくやっていこうと練習をしている中でいいところも出たとは思います。

山田 航旗選手コメント

――本日の試合の総括をお願いします。

今まで東京GBさんに惜しいところでいつも負けてきて、今日も1〜2セット目は惜しいところまでいって取り切れず…という展開が続いていました。

3セット目は自分たちのやりたいバレーができて、競っている中でも最後に取り切れたのは大きかったと思います。4セット目は最後に競っている時に押し込まれて負けてしまったので、明日の試合は最後の部分を取り切れるようにチーム内でしっかりと話し合っていきたいと思います。

――やりたいバレーができたのは具体的にどのような修正をかけたのでしょうか?

「リバウンドを取る」という部分で、第3セットはボールが落ちずに繋がりました。あとはディグの部分で、1〜2セット目に落ちていたボールが繋がったり上がったりして、東京GBさんにそこの面でも負けずに繋がっていたので、最後は押し負けずに勝てたと思います。

――東京GBは攻撃のスピードもあるチームです。そこに対して機動力のあるMBとして意識した部分や、実際に試合を終えての自己評価はいかがでしょうか?

個人的には今日は繋ぎの部分で、2段トスなどがうまくいったと思います。その半面、攻撃の重要な場面でアウトにしてしまったり、ブロックも相手の後藤(陸翔)選手は指先を狙うのが上手で、そこに遅れて跳んだ指先を狙われて後ろが取れない…という展開も多かったので、そこの部分が今回の試合ではうまくいかなかったと思います。

相手チームがやってきていることは同じですが、こちらが自分個人で対応できていませんでした。対応できたとしてもそこを技術でうまく避けられたり、得点を取られることが多かったと思います。

工藤 有史選手コメント

――本日の試合の総括をお願いします。

全セットともあまり相手にやられている感じはありませんでしたが、一番は自分たちのサーブが機能しなかったのが原因で後手に回ってしまったと思います。

最近の自分たちはリバウンドの意識を強く持ってやっていますが、そこからの展開がキレイにできたのは多分1〜2本ぐらいのイメージでした。

繋ぎの部分の精度を上げていければ、今日のような試合にはならないと思います。せっかくディグが上がったのに得点に繋がらないシーンが今日は多かったです。ディフェンスはよかったところもありましたが、フィニッシュの部分や2本目の精度の差だったと思います。

――サーブが機能しなかったというお話ですが、試合が進むにつれて安定していった印象もあります。

僕個人として今日は全然ダメでした。徐々にミスは減っていきましたが、自分の中で納得がいくサーブが今日はなかったので、しっかり映像を見て原因を探していければと思います。

――ウルリック選手もそうですが、第2セットからいいサーブは入っていながらも1本で切られてしまっていました。相手のレセプションが上回ったのか、もっとやれることがあったのか…その部分はいかがでしょうか?

おっしゃったように、僕とウルリックのサーブが機能してこそだと思います。相手のレセプションがよかったのはありますが、もっと戦術的なサーブ、相手の攻撃枚数を減らすようなサーブがもっと打てればよかったのですが、それすらも今日は入らなかったです。

2〜3セット目はいい感じで打っていましたが、1セット目は特に「何かいつもと違うな…」という感じのままに打ってしまっていました。そういうときはこれからも絶対あると思うので、次に生かせればと思います。

――改めて東京GBの印象と、明日に向けての大事なポイントはどんな部分でしょうか?

アウトサイドが中心のチームだと思います。それこそ自分たちがやりたいようなバレー、細かい繋ぎがすごくうまいチーム。そういうチームに対して自分たちが粘り負けをしてしまっていると毎回思うので、細かい精度の高さを見習うべきだと思います。

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