第14節 GAME2
2月2日(日) 13:05 スワンドーム[岡谷市]
VC長野トライデンツ

東京グレートベアーズ
STARTING MEMBERS
HIGHLIGHTS
GAME REPORT

樋口 裕希選手コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
昨日の敗戦からしっかりと修正して臨むことができた結果、勝つことができて率直にうれしいです。
できてないことや良くない部分ももちろんありますが、その辺も含めて今のVC長野の出来なのかなと思います。
できないところは修正して、後半の試合に向けて頑張っていきたいです。よくできているところが継続できるようになってきているので、それを常に出していけるようにしたいです。
――昨日の試合では、リバウンドを取り切れなかったり簡単にブロックされたりした場面がありましたが、今日の試合ではそこがしっかり修正されて冷静なプレーがあったように思いました。そのあたり振り返っていかがでしょうか?
昨日もリバウンドを取って攻撃をし直すところもありましたが、それ以上に被ブロックや(こちらの)ミスで相手に点を与えてしまうところが多かったので、そこをどう修正するかが課題でした。
今日に関しては、もちろんリバウンドを取って攻撃し直すのも良かったですけど、ミスや被ブロックが少なかったのが良かったと思います。昨日に関しては、チーム力というか気持ちの部分でチームとして東京GBに劣っていたのではないかと思うので、そういう部分は今日しっかりと修正できたので良かったです。
――2セット取った後に2セット取られて、精神的にもきつい場面で迎えた最終セットだったと思いますが、序盤に勢いを作って走ることができました。チームとして、相手とどういうところで差が付けられたと感じますか?
僕らは今フルセットの(試合の)勝率が100%なので、2セット取った時点で「ああこれ、多分負けることはないな」という感じは、僕個人的に思っていました。
3〜4(セット)と取られてしまったんですけど、5セット目に入るときに工藤が「フルセット負けたことないよ」と言ったりしていて、(他の選手も)その意識は結構あったんじゃないかなと。マイナスに思うことはなかったので、気持ちの部分でスタートに走れたのではと思います。
――(総括で)「できなかった部分があった」という話の中で、個人としてチームとして課題に感じているところはどんな部分でしょうか?
個人としては、レセプションでどれだけ耐えられるかが今シーズンの課題です。今日の3〜4セット目は耐え切れずに乱れてしまうこともあったので、(試合の)後半に向けて疲れているなかでもしっかり耐えてサイドアウトを取り切れるようにしていきたいです。
その分、代わり入った迫田がレセプションを固めてほかのアタッカーに気持ちよく打たせるということはできていたので、2人で一つじゃないですけど、その役割は果たせていると思います。
――監督も、樋口選手には高さやブロックに期待していると聞きました。今日の試合や直近の試合で、自身のブロックに関する手応えを教えてください。
個人としてポイントを取ることも何度かはありますが、そこよりもミドルを動かすのは僕が先頭に立ってやっている駆け引きの部分です。
ミドルがブロックに付きやすくなって後ろのディフェンスがしやすくなるというところは、他の選手からも一定の評価をしてもらえていると思います。
その部分に関してはチームに貢献できているのではないかと思いますが、僕個人として、もう少しブロックポイントとか、効果のあるブロックができたらいいなというのが正直あります。

早坂 心之介選手コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
5セット目に勝ち切れて、チームにとって大きな一勝になったと思います。セットの中盤でこちらのミスが出たりして、自分たちでタフな試合にしてしまったところがあったので、自分たちのミスをなるべく減らして優位な展開で戦っていきたいです。
――2セット取った後に2セット取られて、精神的にもキツい場面で迎えた最終セットだったと思いますが、序盤に勢いを作って走ることができました。チームとして、相手とどういうところで差が付けられたと感じますか。
今までフルセットで負けたことがなかったので、それほど心配もしていませんでした。特にスパイカー陣がフルセットになると気合いを入れ直してコートに入っていくのをすごく感じるので、(工藤)有史やウルリックがサーブで走ったりしていて、僕としては楽しい時間でした。会社の人も今日はたくさん来てくれていたので、そのなかで勝ち切れたのがうれしかったです。
――これまではウルリック選手や工藤選手が得点源という印象が大きかったのですが、特に今日の試合では、山田選手やトレント選手などの得点も目立っていて、攻撃の幅が広がったようにも感じました。早坂選手がトスを上げるなかで工夫した部分はありますか?
東京GBさんと5試合やってきたなかで、僕たちの展開としては終盤にウルリックに集めるのがパターン化していたので、そこをなんとか打開したいと今回は考えていました。
トレント選手は高さがあるのでそこは自信を持って上げておけば決まりますし、山田選手の速さも生かせば決まります。終盤でいかにウルリック選手に頼らずにそこで切っていくか――を今日は意識してプレーしたので、それが結果的にハマったので良かったです。
川村 慎二監督コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
最後までしっかり集中して戦い抜けたこと、そして勝利を掴めたことは、チームにとってすごくよかったと思います。
昨日の反省のなかから、20点以降を1〜2セット目はいい形で取れましたが、やはり3〜4セット目。東京GBさんのサーブに押され、また昨日と同様に堅い守備から20点以降にうまくブレイクが取れなかったのが反省点かなと思います。
5セット目はしっかり気持ちを切り替えて勢いに乗って、またホームという地の利を生かしつつ、最後まで頑張ってくれました。
――1セット目2セット目の連取は、サーブからチャンスを作る場面が多かったと思います。具体的にはどのような指示をしていましたか。
指示という指示を出してないですが、昨日の反省というところでジャンプサーブの効果率がすごく低くかったのがひとつ挙げられます。
また20点以降のサーブの効果率は東京GBさんのほうが高かった。20点以降に点数が取れてないという反省点がありました。
ここも役割になりますが、6人の中で誰が強く打って、誰が戦術的に打つかを選手一人一人がしっかりと認識しながら挑んでくれたおかげで、1、2セット目の後半でもいい点数の取り方ができたと思います。
――フルセットでは今季負けていません。勝ち癖というのは大事かと思われますが、入り方など、チームが持ってる特性について思い当たるところはありますか。
「1セット目を取れれば」というのはこのチームはすごくあると感じます。負けているときはあっさり負けることが多いと思います。得セット数で考えると少ないのではないかと。やはり、1セット目いかに取るかということは、常に選手に問いかけています。
――1〜2セット目について、リバウンドを取ることなど粘り強く得点するような昨日の反省が生かされた内容になっていたと思います。どう振り返りますか?
ラリーをしっかり取れたことがすごく大きかったと思います。昨日はフェイントを落としていた部分を(今日は)上げられていたというところが、1、2セットは良かったです。
――終盤に向けて白星を重ねていくうえで、ラリーを取り切るというのは課題かと思います。その意味でもリバウンドに力を入れてきているのでしょうか。
簡単にボールを落とすことは絶対にしていけないと自分は思っていますし、そういうことをする順位のチームではないと思っています。
東京GBさんは、リバウンドやフェイントを絶対に落とさないということをチームで統一していると思います。そこまでやってあそこまでできているチームなので、私たちも見習わないといけないと思います。
――次節は強い相手、大阪Bになります。次節に向けての意気込みをお聞かせください。
もちろん強いですけど、なにかしら隙は絶対にあると思います。私たちは、順位は下ですけど思い切ってプレーして、なにかを得て帰ってきたいです。