第2節 GAME2
10月20日(日) 13:05 ANCアリーナ[安曇野市)
VC長野トライデンツ
日本製鉄堺ブレイザーズ
STARTING MEMBERS
HIGHLIGHTS
GAME REPORT
藤原 奨太選手コメント
――新しく入った選手も多いですが、チームとして底上げされて終盤の競り合いにも持ち込めています。キャプテンからみてどんな変化を感じますか?
経験豊富な樋口選手な迫田選手が入ってきたことによってコミュニケーションだったりコートの上で引っ張る役割をしてくれているので、コートの中で押されているときでもコミュニケ―ションがすごく増えて、次に切り替えていいバレーができているのが増えてきています。そこはすごくいい方向に向いていると感じます。
セッターの早坂選手もすごく明るい性格でみんな明るくさせてくれているので、コミュニケーションがとりやすい選手です。そこもチームにとってプラスですし、今シーズンはコートの中だけでなく一体感を出して戦おうという気持ちを持って戦っているので、そういう面では昨シーズンよりも攻撃力、守備力、ブロック、サーブというのは一段と上がっているのかなと感じます。
――「成功体験を積む」ということに関して、出だしとしての受け止めはいかがでしょうか?
昨シーズンは出だしが課題でした。ゲームの最初は相手との点差が離れて、中盤にかけて自分たちのやりたいバレーができてくるという感じだったのですが、今シーズンは最初からいいバレーができて終盤まで相手と張り合えています。
そこでちょっとしたミスで相手にセットを取られることが多いので、終盤の戦い方をどう修正するか。次はまたWD名古屋さんとホームで戦うので、ホームで勝ち星をあげられるように頑張りたいです。
――新リーグになって初のホームゲームでした。会場の雰囲気への受け止めと、ファンへのメッセージをお願いします。
ホーム開幕戦ということで、たくさんの人たちが来てくれました。新しい演出になりましたが一体感も感じられました。相手の立場だと圧倒されてしまうと思うので、味方のチームですごくよかったという気持ちはあります。
安曇野の体育館でホーム開幕戦の勝利は挙げられなかったですけど、昨シーズンよりレベルアップしているVC長野をもっと見てくれたらと思います。
やっぱりホームで勝利を挙げたいので、昨日今日よりもたくさんの応援を会場でしてもらいたいので、ぜひ一回足を運んで、自分たちに力を貸してくれたらありがたいです。そこで恩返しじゃないですけど勝利をプレゼントしたいです。
早坂 心之介選手コメント
――今日の試合の総括をお願いします。
昨日の負けからミーティングをして、いかに勝利に繋げるかを話し合ったんですけど、大事な1点を取らなくてはいけない局面で、日鉄堺BZさんの力が上でした。拮抗した展開にはなったんですけど、その1点を取れるか取れないかがすごく大事な1点になってくると思うので、そこをしっかり取り切れるように練習して頑張っていきたいと思います。
――加入してここまで4試合の感触はいかがですか?
「通用しないことはないかな」というのが正直に、自分が今思っていることです。それに至るまでは樋口(裕希)さんや迫田(郭志)さんが毎日トスワークを指導してくださっているので、そういうのもあって今は自信を持ってやることができています。これからも自分で考えることは考えて、しっかり相手の対策を立てて、次戦も戦っていきたいと思います。
川村 慎二監督コメント
――試合の総括をお願いします。
いいとこまでは行っているんですけど、終盤にどれだけ耐えるかというところだけだと思います。あそこであれだけいいサーブといいディフェンスブロックができる日鉄堺BZさんは強かったと思いますし、そこは私たちもやらないといけないところだと思います。
――昨日からの修正をかけたポイントについて聞かせてください。
サーブのターゲットを徹底したというところと、ブロックディフェンスに少し修正をかけたぐらいです。そのあたりはすごくよくできていたと思います。
――いいサーブが行って崩したときはブレイクもできていました。
もう少しブレイクが欲しい部分もありました。サイドアウトの応酬をするゲームだったのでブレイクは少なく、多分1セット目は2本ぐらいだったと記憶しています。決定打はこちらのちょっとしたミスだけだったと思います。そういう部分がなくなればいけると思います。
――あと一歩、わずかの差を埋めるために必要なことはなんでしょうか?
終盤にあれだけ強いサーブを打てる日鉄堺BZさんはすごいと思いますし、他のチームも終盤でそういうサーブを打ってくるチームもあるでしょう。そこでどれだけ1本でサイドアウトを取るか、またこちらがどれだけいいサーブを打てるか。そこだと思います。
――昨日は狙われて悔しい思いをしていた工藤(有史)選手も、気持ちを見せていたプレーだったように感じました。
今日は「リラックスしてプレーしよう」という話はしていましたし、すごく良くガマンしたと思います。
――2セット目は昨日と似たような展開で今日は取り切れました。どんな部分がポイントだったでしょうか?
ガマンできたところですかね。とはいえバーノン(・エバンス)選手のサーブで終盤2失点しているので、あそこをなんとか1失点で終えたらもう少し楽にできたと思います。
――強力な外国籍選手やビッグサーバーとの対戦はこれからも続きます。
先週のSTINGS愛知さんも、ビッグサーバーがそろっている中でどれだけ耐えるかがカギでした。今後もそういうビッグサーバーのところで連続失点をどれだけ防ぐかがカギになってくると思います。それはおそらく、どこのチームも一緒だとは思いますが。
――3~4セット目からラリーの応酬になって会場も盛り上がりました。ブロックが良くなったのか、対応できるようになったのか。その部分はどう振り返りますか?
昨日より明らかに違うのが相手のクイックの本数です。逆にパイプが少なかったので、クイックのポジショニングとブロックの手の出し方。その辺は少し話をしました。
――終盤の勝負どころでどう勝ち切るか。それは試合の中でしか積み得ない経験であって、その意味ではシーズン序盤からいい経験が蓄積できているのではないでしょうか?
競って(セットを)取れたらいいんですけれど、競って負けるのが選手からしたら一番ガクッと来るものです。そこをどれだけガマンして取るか。そこが成長ポイントじゃないかと思います。