第2節 GAME2
11月2日(日) 13:05 ANCアリーナ[安曇野市]
VC長野トライデンツ

ウルフドッグス名古屋
STARTING MEMBERS
HIGHLIGHTS
GAME REPORT

難波 宏治選手コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
昨日の敗戦からチームとしてどうするかと対策を立てて今日に臨みました。
コンディション不良が何人かいた中で、「今いるメンバーでしっかり勝ちに行こう」と2日目に入りました。
第1〜2セットはすごく良い流れができたと思いますが、第3セット以降は対策を立てられてサーブで押される展開が続きました。そこで一本でサイドアウトを取る、全員で1点を取りに行く気持ちをもっと出して、勝ち切れるゲームだったらもっと良かったと思います。
――今日はレセプションを期待されての起用だったと思います。スイッチしているシーンも多く見られましたが、自身としてやれたこと、やれなかったことは率直にいかがですか?
試合前に安田(瑛亮)コーチから「どんどん(佐藤)隆哉をカバーしてくれ」「スイッチどんどんしていいし、スティールかけていいよ」という声掛けをいただいたので、それは試合中にどんどんやっていこうと思って試合に入りました。
フローターの選手もそうですが、自分が動いたことによってハイブリッドで逆をついてきたり、ジャンプサーブに関しても捉えたと思っているパスも結局(ネットを)越えてしまう、押されてしまう経験が1個できました。これは今後、練習からパスを越えさせないという課題を作って取り組んでいきます。試合でできるようになれば自信になると思います。
――ハードサーブが多く、常に気が抜けない状態だったと思いますが、受ける球質も違った感触でしたか?
うちのチームで普段受けてはいますが、それとは全然違う球質でした。
受けている感じだと捉えた、Aパスだと思った球が(ネットを)越えてしまうみたいな、そこはWD名古屋さんの強みであるサーブをしのぎきれなかったのでそこは本当に自分の反省点だと思います。
――外国籍選手がいない中でこれだけ戦えたことは自信になると思いますが、こういう状況だからこそ得られたもの、感じたものがあれば教えてください。
普段出られない選手がこの2日間出ることができて良い経験を積めたとは思いますが、最後監督からあったようにやはり勝ち切らないといけない、頑張っただけで終わらせてはダメというのはありました。
チーム状態もすごく良い状態で来ていたので、本当にあと1歩というところで勝てなかったこの現実はちゃんと全員受け止めないといけないとは思います。
日本人選手だけだからとか、外国人いないからとは置いておいて、出た選手は自分の仕事を全うしてこの2日間できたとは思うので、チームとして良い経験が積めましたし、個人としても良い経験が出来たと思います。

佐藤 隆哉選手コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
外国人選手がいない中で、1日目に大差をつけられて負けてしまいました。「やっぱり日本人選手じゃダメなのかな」と言われるのはすごく悔しいので「今日は絶対に勝つ」という気持ちで試合に臨みました。
昨日はAパスからのMBの選手にクイックが効果的にやられていたので、サーブで攻めて相手の攻撃枚数を絞ってディフェンスして切り替える戦略を取っていました。それがうまくいって第1〜2セットは取れましたが、第3セット以降に効果率が下がってきてしまって、そのままやられた感じでした。
――スタートからの起用でしたが、今日の自身のプレーに対する評価はいかがですか?
チームとしては相手の高いブロックに思いっきり攻撃していくものを求められて今回スタートで入れさせてもらっていました。
昨日の経験もあって、やはり臆病になっていたらそれは自分が求められている役割ではないと思って、それは最初からいけたと思います。
途中途中のみんなが必死に繋いだボールや相手の強いジャンプサーブを耐えて持ってきてもらった時に効果的なスパイクを打てなかったのは悔しかったです。
ブロックに関しては相手の嫌なことはできて、少しは仕事ができたと思います。
――今日の悔しい敗戦を受けて、どういったところを意識して練習に取り組んでいきたいですか?
これまでずっと控えであることが多くて、マシューとかオスカーとかそういう選手がずっと試合に出て、「やっぱり悔しい」という気持ちでやってきていました。
今回こうやってWD名古屋さんと試合をさせてもらって、すごい経験をさせてもらえました。「控えだから」という考えを持つことなく、もっとアグレッシブに「オスカーとか(工藤)有史が苦しくなっても自分がいる」という自信を持てるようにしっかり練習に励みたいと思います。
――外国籍選手がいない中でこれだけ戦えたことは自信になると思いますが、こういう状況だからこそ得られたもの、感じたものがあれば教えてください。
オスカー選手やマシュー選手がずっといる中でOPとOHはすごく厳しいメンバー競争があります。特に酒井選手とは「そういう時でも腐らずに一生懸命頑張っていこう」と言っていたので、そうやってオフシーズンに頑張ってきた選手と一緒にしっかり戦えたのは良い経験だったと思います。





川村 慎二監督コメント
――本日の試合の総括をお願いします。
昨日の反省点からよく修正して最後まで戦い抜いたと思います。
ただやはり高さ、ディフェンス力、多彩な攻撃に対しての対応が少し劣ったと思うので、そこをどう対応していくのかをもう少し詰めていければと思います。
――昨日からメンバーを変えて第1〜2セットを連取しました。そこに対する手応えはいかがでしたか?
第1〜2セットに関してはこちらの采配というよりは、相手が少しバタバタしてくれたところも大きかったです。とはいえ、こちらのレセプションがそこまで崩れてはいなかったのもすごく大きなところだと思います。
――チームとしてやれることをやっていたように思いますが、勝ち切るためにはあと何が必要でしょうか?
昨日、今日と日本人選手だけで戦って「よく頑張ったな」で終わるのではなく、勝ち切れなかったところを「なぜ勝ち切れなかったのか」、「どうしたらいいのか」と選手自身がもっと深堀りして考えていけば基準が上がっていきます。基準が上がれば良い練習もできるという相乗効果でチームが更に強くなっていく、そういうループができたらいいと思っています。
――この2試合で出場したメンバーにとっては大事な試合になったと思います。これからの奮起というところではどういったところに期待したいですか?
リーグ2週目でこれだけの選手が使えたのはチームにとってはすごくプラスになったと思います。
もちろんこれから今週外れた選手も入ってきますし、チーム内競争というところで練習の中でしっかり競争して、「いかにベンチに入るか」を考えていってほしいと思います。
――やるべきことをやれば戦えるという自信にもなったと思いますがいかがですか?
選手にとっては自信になったとは思います。
ただ私はどんな選手が出ても勝てるチームを作り上げたいと思っているので、ここで甘んじてはいけないと思っています。